不登校支援の多様な学びの場
子どもサポート塾
通常の学校スタイルには合わない、という子どもたちをサポートします。テラ・ライトハウスで自由な時間・空間を過ごしながら、少しづつ自分のやりたいことに目を向け、活動するエネルギーをつくっていきます。
午前10時~午後6時の間、毎日少しの時間でも一日中でも、自分のペースで利用できます。
1か月塾生費用:3,000円

ときどきレイアウトを変えてリラックス空間をつくっています。

テラ・ライトハウスでは、自然食品による食事をすすめています。お昼の昼食に、玄米おにぎりや自然発酵の味噌によるみそ汁などを提供します。甘いお菓子やジュースなどをなるべく避け、伝統食品による健康な体をつくっていきます。また元気で前向きな心も生まれてきます。
子どもたちが食事をつくり、楽しんで食べるイベントも行います。
(現在、調理環境を整備中)
テラ・ライトハウス支援スタッフを募集しています。自分のできる時間的範囲で子どもたちとの心の触れ合いのできる方の応募をお待ちしています。
年齢・経験は問いません。子どもの心をうけとめることが最も大切な支援です。
スタッフはすべて有償ボランティアです。詳細はお尋ねください。
子どもの心に新たなエネルギーが生まれるサポートを支援スタッフは目指しています。
不登校、ひきこもりの子どもさんのお父さん、お母さん方へ
子どもサポート塾 テラ・ライトハウスの「居場所」とは
1保護者の方の不安を受けとめます
2テラ・ライトハウスの不登校支援の考え方について
子どもが不登校になっている家庭の保護者の方々にとっては、大きな不安があります。それは、わが子がこのまま学校へ行かずに生活していたら、将来、わが子の人生はどうなるんだろうという不安です。進級、進学、卒業、また高校や大学などの入学試験、さらに就職や結婚という人生の大事なことがらを、無気力なわが子は対処していけるのだろうかと、親は切実に悩んでいます。そういう悩みを抱えながらも懸命に仕事に、ご家庭に向き合って日々を過ごしていらっしゃる保護者の方々をテラ・ライトハウスは応援したいと考えています。
では不登校支援としての「居場所」や「フリースクール」などは、どのようにわが子の成長に関わってくれるのだろうとお考えのことと思います。このことについて、テラ・ライトハウスでは以下の関わり方と成長への支援をしていきます。
まずお父さん、お母さんにお尋ねします。ご自分の小さい時からの生活を思い出してみてください。どういうときが一番楽しかったですか?もちろんいろいろな楽しかったことがあるでしょう。では、その楽しかったことの一つひとつが自分の心にどういう影響を与えたかを説明するとしたら、どういう言葉になりますでしょうか?きっと、ものごとに積極的に取り組む性格になれたとか、明るく人と接したり、自分の目標を自分で決めて努力できる習慣が身についた、など 、さまざまあると思います。この感じ方は人それぞれですが、ある共通性があります。それは、楽しい体験の積み重ねはすべて”ポジティブ”な心境を生んでいるということです。ここが大事です。
この”ポジティブ”な心境をさらに分析してみましょう。その人ぞれぞれの経験や年代によってもいろいろですが、例えば、最近ちょっと体重が増えてきたからダイエットしようとか、明日の休日は、友人と会ったり、一緒に食事でもしようかなとか、つまり、何かをしようという気持ちの作用が生じてきます。自分のこれからの行動を起こそうとする気持ちの作用を「意志のあらわれ」と呼んでおきます。
「意志」と「感情」と「思考」が強く豊かになるには、「意志の あらわれ」から
少し心理的な話しになりますが、人の心には大きく3つの要素があります。「意志」と「感情」と「思考」です。この3つが人の心の中でぐるぐると動き回っていると考えてみましょう。そんなに難しく考える必要はありません。感情が豊かな人、とか感情のない人間だとかに使っている「感情」でいいです。思考力を問う、とかの「思考」でいいです。この3要素はどれも大事です。そして最初に「意志」をもってきた理由が、人間の成長過程では「意志」つまり「意志のあらわれ」が最重要だからです。それから「感情」つまり「感情の豊かさ」があり、さらに「思考」つまり「思考力」が育つからです。
何かをしようという気力が湧き出ない、とか無気力であるというのは「意志」がない状態を言います。「意志」がなければ「感情」も「思考」も働かないということになりま
す。
自分の心の奥底から湧き上がる「創造」とそれを表す「表現」がいちばん楽しい
「創造」と「表現」こそが、人間の心理において、最高に楽しい作業であり、そこからこそ自分の行動への「意志」が”ポジティブ”にあらわれてくるのです。このことは大人になっても同様です。芸術や文化が栄えるのは人間の心に「意志」のあらわれを造るからではないでしょうか。

不登校は子どもの心の選択
不登校問題が社会に表出してきてから「何十年もたちました。なぜ子どもが学校に行来たがらなくなるのか、ということにはもちろん複数の要因が絡んでいますが、いちばんの核心的問題は、日本の学校は国が管轄する管理教育であるために、全国一律のカリキュラムで学習内容が進行していきます。また学校は、社会教育を兼ねているために余裕がな
く、個々の子どもの「創造」と「表現」はかなり限られてしまうということが問題です。また何事にも評価が付きまとい、自由な表現力に縛りをかけています。つまり、のびのびと自由に「創造」や「表現」をしたい、という子どもにとっては、学校はとても窮屈なところである、だから行きたくない、というのはごく自然なことです。ところが不登校は社会的な非適合であり社会を不安にさせる存在であるという誤まった認識があって、不登校児童・生徒とその家庭は肩身の狭い思いをさせられてきました。近年に至ってようやくその偏見は薄れてきましたが、まだまだ日本では多様な学びの場に行くことへの理解が十分ではありません。
3 テラ・ライトハウスでの「創造」と「表現」
子どもの自己決定権を尊重~ 絵と文章による「創造」と「表現」
このことから、テラ・ライトハウスという不登校支援の「居場所」では、どういう環境を提供するかということを説明します。「創造」と「表現」の種類は無限大にあります。そのなかでテラ・ライトハウスでは絵を描くことと文章を書くことを通して「創造」と「表現」の行動を積み重ねます。もちろん強制はしません。最初はここで本を読んでいても、ゲームをやっていても、テレビを見ていてもいいのです。時間の使い方は「自己決定」でいいのです。私たちスタッフは、子どもたちに「命令、強迫、強制」という関わり方は一切しません。子どもの自己決定権を可能かぎり尊重します。可能なかぎりと言っているのは、子どもの活動が万一、危険なことに及びそうであれば、それは止めさせることを、最初の約束としておきます。
子どもが描いた絵や文章は、その子の心の軌跡ですから、大切にファイルしていきま
す。子どもが望めば、保護者の方にもお見せします。きっと親子の心の接点となることでしょう。
「創造」と「表現」の活動が絵や作文から始まり、いつしかそれが「意志のあらわれ」となり、学習活動や集団活動に向かうときが来るかもしれません。あるいは相当な長期
間、「意志のあらわれ」がない場合もあると思います。それでも大切なことは、その子が「生きている」ということです。その子は自分の親やテラ・ライトハウスを「自分が生きる環境」としてくれていることこそが大切であると考えます。
健康なからだと健全なこころをつくる食事
実は子どもたちの成長のために大切な食事ですが、現代の日本では、農薬や人工添加物を含まない食べものを摂取することはかなり困難です。これらの物質が体内に蓄積されることで発がんの危険性を抱き続けることになります。また発達障がいや切れやすい子どもが増えているという研究者の指摘があります。そこでそれらの人体に有害な物質を体内から排出する、つまり「排毒」するということが必要です。実は、玄米、味噌等の発酵食品にはその「排毒」の効果があることが証明されています。また玄米を摂取していると、脳内のホルモンが分泌され、前向き思考、積極思考が生じてくるという報告もあります。
子どもサポート塾では、子どもたちに健康食事を提供することを検討しています。
子どもの未来
自分の生きる道を自分で切り開いていくには相当な「意志の力」が要ります。子ども時代から心のなかに育った「意志」と「感情」と「思考」は大人になって発揮する「意志の力」の萌芽で
す。どんな困難や壁にぶつかっても、たとえ倒れたとしても、再び立ち上がり、また自分の意志する方へ向かって歩む。多くの人たちと友好な関係を築き、元気が必要な人に元気をあげる。そういう活力豊かな人間に成長し、思う存分の人生を生きてほしいとテラ・ライトハウスは願っています。
子どもサポート塾運営のバックボーン
ルドルフ・シュタイナー 「人智学」
ヨーロッパで、国家による管理教育を脱し、「自由への教育」を提唱した教育者・哲学者
「すべての教育は自己教育である」という考えに立ち、子どもが自己教育できる環境を整えるのが大人の務めであると主張。日本に8校、世界では300校以上のシュタイナー学校がある。
ウイリアム・グラッサー 「選択理論心理学」
アメリカ少年刑務所で、非行問題等で収監されている思春期の少年・少女の更生に関わるうちに、その原因が、保護者や学校からの自己決定権のない「命令、強迫、強制」にあることに気付き、その人格再生に取り組んだ。そこから人間の心理作用が、すべて自己の選択にあることから「選択理論心理学」を樹立。全米でウィリアムグラッサー認定スクールを広めてきた精神医学者。
宮沢賢治 「宮沢賢治全集」
『どんぐりと山猫』 『注文の多いレストラン』など多数のファンタジー作品で日本人の心に豊かな情感を与えてくれている。子どものころにたくさんのファンタジーと接することが創造の元となるイマジネーションを与えてくれる。
金子みすゞ 「金子みすゞ詩集」
『みんなちがって、みんないい』という現代の多様性尊重につながる詩集は、今こそ読み直される価値がある。
石原ゆうみ 「病気にならない食べ方・食べもの」
医学博士として、西洋式医学の専門家であり、また東洋式医学を研究。人間のもつ自然治癒力をいかに引き上げるか、健康な心身をつくっていくための食生活を提唱してくれている。