こんにちは

テラ・ライトハウス塾長 高石勇光
1956年北海道生まれ
1981年北海道大学経済学部卒業
カナダバンクーバーで1年間生活後、札幌市で生活、その後20年間、大手学習塾で塾長
2018年東京へ引っ越し
2023年8月 テラ・ライトハウスオープン
10歳から剣道を始め、現在七段。平和と戦争の問題をテーマに著作を出版。1冊目は「天皇制の真実」。現在「時代に閉じ込められた自由」を執筆中。
最近のニュースで、不登校の子どもがコロナ以来、さらに増えていると知りました。私は大手学習塾の仕事をしているときから、点数や内申点という競争に合わない子どもの心を感じていました。本来、教育というのは外から押し付けられるのでなく、自分で何かに挑戦したり、取り組んだりし、そこからいろいろなことを自分で発見し、学び、身に着けていく、つまり「自己教育」こそが本質であると考えます。日本の学校のしくみは、すべてが管理され、自由に自己教育をさせてくれないというところに問題があるのではないでしょうか。テラ・ライトハウスは、子どもが本来もつ自己教育力を妨げない、それを支えるということを主眼にしています。それが「子どもサポート塾」の目的なんです。
またテラ・ライトハウスを始めてから私は、95歳で現役で働いている方と知り合い、その方のはつらつとした姿勢に感銘を受け、仕事を手伝わせていただきました。その方は、自ら「足上げ健康器」を開発され、シニア世代の人たちの健康づくりに取り組んでこられました。昨年、その方の引退を受け、仕事を譲っていただきました。そして私なりに考えたのが「シニア健康塾」なんです。その方の人脈のご縁で、シニア健康塾の内容が幅広くなってきました。「足上げ健康器」のほかに、「三井温熱療法」を健康推進の柱にすることになりました。また毎月、健康についての学習会を行っています。私自身も勉強していて、特に「森下自然医学」との出会いが私の体質さえも変えることになったのです。具体的には、「玄米菜食生活」を食生活の基本に切り替えたこと、および断食療法(朝断食)を継続して、すっかり体に不要な内臓脂肪などが落ちました。私は、一日おきぐらいに剣道の朝稽古へ行くんですが、体力的にまったく問題ありません。むしろ不要体重がなくなったせいか、軽快に動けます。腸から血液(赤血球)がつくられ、全身の細胞となっていく、という森下理論は本当にその通りと感じています。テラ・ライトハウスに来てくれる子どもたち及びご家族、またシニアの方々にも、この自然医学をお勧めしたいと考えています。
元プロスキーヤーで、80歳でエベレスト頂上登山を成功した三浦雄一郎氏をご存じの人も多いと思います。私は三浦氏の言葉を常に胸に抱いて生きています。それは「目標が厳しければ厳しいほど大きな勇気が湧いてくる。」という言葉です。私は三つの高い目標に挑戦していきます。一つはテラ・ライトハウスを地域の人たちのために充実した塾にしていくこと、二つ目は剣道八段に合格すること、そして三つめは世界の平和につながる著作を出していくことです。
「食は命なり」
健康な体づくりは、まず「食」にあります。テラ・ライトハウス顧問の山司勝紀(やまじかつのり)さんに、「食は命なり」というテーマで語ってもらうコーナーです。
山司勝紀 プロフィール
1944年宮城県生まれ
大学卒業後、大手教科書出版会社で65歳定年まで勤めあげる。その間に「日本和算研究所」を立ち上げ、江戸時代の寺子屋のすばらしさを知る。
定年後、自然医学の森下敬一先生のもと、自然医学普及のための出版・普及活動に携わる。同時に「お茶の水健康館」を運営し、多くの健康人脈をつくってきた。
自然医食との出会い――①
私は、ある教科書会社を65歳で定年退職し、その翌日から、森下敬一先生が主宰する月刊誌『森下自然医学』の編集に携わることになりました。
森下先生は、当時81歳、「お茶の水クリニック」の院長、そして『国際自然医学会』の会長をされ、ガンをはじめ、肝臓病、腎臓病、糖尿病などの現代医学で見放された慢性病の治療にあたられていました。患者さんも沖縄から北海道と広範囲にわたるもので、1日にお見えになる患者さんは大体40人を越していたでしょうか。それで休日は365日のうちの正月だけ。祝祭日は休みなし、という超ハードなものでした。
森下先生は昼ご飯を摂りません。12時になると白衣姿で診療所に入られます。私たち職員の昼食は、ゴマ塩をかけた玄米とワカメ入りの味噌汁、そこに3きれほどのタクアンというものでした。以前の会社の社員食堂のメニューを思い浮かべると、とんでもないことです。しかし、職員のだれも文句を言わず口をもぐもぐさせているのです。「ここは大丈夫なんだろうか」と食べるたびにひそかに思いました。
「玄米・菜食を中心にプラス薬草茶・強化食品」「薬を使わないで病気を治す」を公言してはばからない森下先生の「説」を国際自然医学会の一メンバー、一編集者として、最初どう肯定的にとらえたらよいものか、正直、私は非常に不安と迷いで同僚からも勤めを続けられるのか心配されるほどでした。
薬剤師をしている妻は、話も終わらないうちに「あやしい」と全否定。話の続きを聞こうとしません。そのうち子どもたちからも「お父さん、頭がおかしいんじゃないの」といわれる始末。教科書に書いてある内容と反対のこと、たとえば、森下先生は「血液は腸でつくられる」。これを学校では「血液は骨髄でつくられる」と指導。薬についてはその効能を含め毎日テレビで宣伝され、NHKでは疾病と薬についての本まで出版しています。
どうしたものかとモンモンしていた正月、勤め始めて2か月後です。まったく不思議なことにいつも風邪をひいて熱をだしていたのが全然ひかなくなりました。毎年、冬はもちろん夏にも風邪をひいていたのがウソのようになくなったのです。同僚の女性の職員も誰もまったく風邪をひいてないのです。「これが当たり前、風邪とは縁がありません」という返事に、これが玄米の力かと直接感じた事件でした。3食のうち1回の玄米昼食だけでこんなパワーがあるとは想像もできませんでした。